一般工種名:発泡スチロールを用いた超軽量盛土工法
EDO-EPS工法とは、大型のEPSブロックを専用の緊結金具で一体化し、盛土材料とするもので、材料の軽量性、耐圧縮性、耐水性および積み重ねた場合の自立性等の特徴を有効に利用する工法です。
本工法は、荷重の軽減および土圧低減をはかる必要のあるところに適用できます。
単位体積重量の0.12~0.35kN/m3と土砂やコンクリートの約1/100です。
直立に積み上げた場合、自立面が形成され、その上に荷重が作用しても側方への変形は極めて小さく、構造物背面に設置して土圧を大幅に低減することができます。
軽量のため人力施工と急速施工が可能です。
また、地形に対応した現場加工が容易です。
工期短縮、用地節約、さらに完成後の維持管理費も節約できるなどインフラ整備トータルでの工費の低減に寄与します。
EDO-EPSブロックは、製造法によりカネパールソイルブロック(型内発泡法)とカネライト(押出発泡法)の2種類があります。
カネライトソイルブロックに関しては、厚さ100mmのブロックを5枚重ねて厚さ500mmとしています。
緊結金具とは、施工時のEDO-EPSブロック相互のズレ防止、積み上げの確保、地震時におけるEDO-EPSブロック全体の安定性確保のために、1ブロック(およそ1.0m3)あたり2個以上設置してEDO-EPSブロックを互いに固定するものです。
条件 | EPSブロックサイズ | 個数 | |
---|---|---|---|
レベル2地震動を考慮しない | レベル2地震動を考慮する | ||
1.0m2当り | - | 1 | 2 |
1.0m3当り | 2.0×1.0×0.5m | 2 | 4 |